今回、 合格体験記を書くにあたり、一橋大学の世界史の論述問題への取り組みについて語っていきたいと思います。 一橋受験生の中では、僕は世界史の知識はあまり入っていなかった方だったと思います。
(3年10月の共通テスト模試で7割いかないレベル)
共通テストレベルでもわからないことは多く、難解な一橋大学の世界史論述なんてもってのほかのだと思っていました。
そんな僕の、4月に描いた青写真はというと、
二次試験で、国語 55/110、英語 180/260、数学 200以上 / 260 計
共通テスト 168/210(80%) 合計 603/840
一橋経済は600/1000を取れば受かると言われているので
世界史は二次試験 0/160点 でも受かる計算。
なんという皮算用・・!
(ちなみに共通テストの本番の得点率は76.5%・・)
つまり、出来もしないのに「全完を狙う!」というぐらいに、数学には圧倒的な自信を持っており、
世界史は0点でもいいや!と、とにかく世界史から逃げていました。。
しかし流石にこのままではダメだなとも思っていました。そして、救いだったのは「梶谷先生との週1回の添削授業」でした。
僕は知識が不足していたと自覚していて、極めて難解な論述対策の授業をマトモに受けられるか自信がありませんでしたが、
先生は「一橋論述は「主題」を理解して、「設問」の要求に答えられているかで点取れるから〜!」と言ってくれました。
実際に、授業では知識が不足していることを指摘されるのではなく、
どれだけ設問の要求に答えられていないかを、毎週毎週指摘され続けました。
さらに、論述問題の主題をより良く理解するにあたって、
学校の授業ではなかなか教わらなかった歴史的意義や世界史の見方などを補足してくれました。
「一橋論述は「主題」を理解して、「設問」の要求に答えられているかで点取れるから〜!」
という言葉をとにかく信じた結果、確実に周りの受験生より知識が劣ってるなかで、
一橋オープンの世界史で平均点を超えたのは、手応えがありました。
実際に知識の詰め込みは、共通テスト直前期に必死に始めたくらいです。
知識を詰め込む以上に、「設問の要求に応える練習」が大事だなと今では実感しています。
共通テスト本番では86点でした。共通テストが終わってからも、添削授業は続きましたが、1月2月ぐらいになると大体の論述問題の主題に応じられるようになり、あとはちょっと足りなかった知識を頭に入れていくだけになっていきました。
試験本番でも大問3問中、2問は確実に出来たな!という感触でした。
かつて0点でもいいや!と考えていたことを思い出すと、かなり予定外ってやつですね笑
最後に受験生にアドバイス。勉強する教科数の多い国公立受験者へ。
歴史系の科目は、通史をある程度やってから習熟度の低い分野をその都度補うっていくのが大事だと思います。
時には効率を度外視して、量をこなすのもいいとは思いますが、基本的に効率よく学習することが大事です。
学校の定期テストや授業は絶対に真面目に取り組みましょう。学校は定期的に習熟度を確認できる場所です。大事にしましょう。
世界史に限らず、どんな暗記物でも本気で覚えたいなら寝る前と起きた直後の時間活用がすごく大切だと思います。 勉強する時間は工夫次第いくらでも増やせます。
結びとなりますが皆さんの健闘を祈っています。
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